原料とコットンマーク。
2018年8月6日ものづくり
原料の良し悪し ~木綿わた(コットンマーク)へのこだわり~
昭和41年に創業し、寝具用(お布団)原材料を数多く取り扱ってきました。木綿わた(コットン)に始まり羊毛(ウール)、真綿(シルク)、麻(リネン・ラミー)、ポリエステル、アクリルなど多くの素材を取り扱ってきました。その中で、私たちは「木綿わた(コットン)」こだわりを強めてきました。
木綿わた(コットン)とは、アオイ科ワタ属の多年草の総称で今から約600年前に日本で一般的に棉花栽培が始まったと言われています。その肌触り、吸湿性の良さなどから現代では一番馴染みの深い繊維となっています。実際に日本で使われている繊維の約40%が綿素材(コットン)です。
しかし、木綿わた(コットン)にもアップランド綿・カイトウ綿・デシ綿など色々な種類、品質があります。もちろん品質の良い木綿わた(コットン)なら吸放湿性、保温性、天日干しした際の復元力などに優れ肌触りも良く、日本の気候にすごく合っています。用途としては寝具(お布団)、下着、肌着、タオル、ガーゼなど肌に直接触れる多くのものに使われています。それほど馴染みが深く気持ちの良い天然素材です。
でも、木綿わた(コットン)にも品質の良い物ばかりではありません。例えば『落綿』と言って、紡績工場で糸を作る際に機械の下に落ちた綿(落綿)。この落ち綿(落綿)で寝具(お布団)を作ると綿ホコリが多く出たり、へたりやすいなど良い原料とは言えません。では実際にどのような見分け方をすればよいのか?
寝具(お布団)は、中身が見えないので購入する際に、中わたにどれくらいの品質の綿が入っているか分かりません。
私たち、「新川桂株式会社」は高品質の木綿わた(コットン)を使用した寝具(お布団)の証である『コットンマーク』の認可を受けている工場です。
『コットンマーク』とは良質な木綿わた(コットン)、日本製の木綿生地を100%使用し日本国内で製造された、安心・安全の証として付与されます。この『コットンマーク』は国際綿花振興会(I・I・C)の国際綿花標章で通称『コットンマーク』と呼ばれています。『コットンマーク』を使用するには、(財)日本綿業振興会の厳しい検査を通して国際綿花振興会(I・I・C)と『コットンマーク』の使用許諾契約を締結した者(企業)に使用を認められています。『コットンマーク』を使用することにより、良質の綿花(コットン)を100%使用した寝具(お布団)であることを明示し、品質のわかり易さ、安心感を記したブランドマークになります。
毎日使うものだからこそ、私たちは、原材料から一つ一つ厳選し、一枚一枚職人の手で仕立て作っています。『コットンマーク』の認可工場で手作りされた寝具(お布団)を使っていただき、少しでも気持ちよく寝ていただきたく、日々のものづくりにこだわっています。
新川桂株式会社
tel.0942-53-2288
fax.0942-53-2289