新川桂株式会社

木綿わたの原料を再入荷。

2017年12月18日/ふとんのはなし

12月も半ばに差し掛かり、一段と寒さが増してきました。朝起きると寒くてなかなかふとんから出れない方も多いと思います。私もその一人です。そのままずっと布団の中に居られたらどんなに幸せか、、、。

そんなふとんの中綿に使用している木綿わたの原料を再入荷致しました。一応、毎年一年分は確保しているつもりですが、今年は例年以上に使用(製造)しているせいか、年内の分が足りず入荷する事となりました。

弊社がメインとして使用している原綿はインド産やアメリカ産、メキシコ産になります。特にインド綿は毎年10トン以上を使用しています。毎年原料のバイヤーの方が数種類の原料を持ってきますので直に触って見て確認して一年分の木綿わたを確保致します。

木綿わたの原料は99.9%が海外製になります。為替や収穫量によって価格が変動し、特に不作の年は価格がものすごいことになりますので毎年豊作を祈っています。さらに、近年棉花農家の方が年々減少していますので、採れる量も少なくなり、10年前に比べると棉花の価格がものすごいことになっています(ノД`)

それでも私たちは木綿わた(コットン)にこだわり続けています。それにはやはりそれなりの理由があります。

【木綿わたの特徴】

・肌ざわりが良い

・吸湿性が良い

・保温性に優れている

・水、アルカリに強い

・丈夫な繊維

等が挙げられます。やはり肌ざわり、吸湿性の良さが一番に挙げられるのではないでしょうか。タオル製品や下着、など直接肌に触れるような素材は綿素材が向いています。それは綿素材ならではの肌ざわり、吸湿性によるものなのです。

木綿わたでふとんを作ると、肌ざわり、吸湿性はもちろんのこと、使っていくうちにヘタっていくとふとんを天日干しすることで湿気を放湿すると共に嵩高が回復する特徴を持っています。あらゆる繊維の中で最も優れた嵩高回復性を持っています。

さらにさらに、意外と知られていないのですが、木綿の繊維は中が空洞になっています。顕微鏡で見るとストローみたいになっているんです。その構造が、夏は涼しく、冬は暖かくしてくれています。寒い時期になると空洞の部分が保温してくれて暖かくなり、暑い時期になると水分を吸い取って、その水分を放湿する時に熱を奪うため涼しく感じます。

まさに、ふとんにも優れた素材なんです。

布団の場合、厚さで夏用(薄く)、冬用(厚く)作ると、一年中使用することが出来ます。

皆様も是非一度体感してみてください。

 

 

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