工場見学の話。

2017年12月11日工場見学

今年もあと僅かになり、私たちの工場は年内仕上がり分の加工で絶賛フル稼働中です。今年は例年に比べて年内分の注文が多く、加工締め切りを早めました。お客様には申し訳ないですが、職人の手作業による加工のため数が限られてしまいます。木綿わたのふとんは手作業でないと作れないため、機械で作ることが難しく、化学繊維のふとんのように大量生産が出来ません。このようなふとんは将来AIで作れるようになるのか、はたまた、職人が居なくなってつくれなくなってしまうのか、、、。答えはそう遠くない未来のような気がします。

話しは変わりますが、弊社は毎年JA（農協）さんが工場見学に来てくれています。かれこれ20年ぐらい続いております。色々な地区から来て頂き、今年の工場見学も70回を超えました。先日の日曜日で今年の最終受け入れは終わりました。毎年のように来て頂くお客様もいれば初めて来て頂くお客様もいます。

工場見学と言っても、メインは睡眠の話と睡眠が体に与える影響の話、布団の話などがメインとなっています。

流れとしては、まず工場内を見て頂き、そこで実際に使っている木綿わたの原料や、製綿した木綿わた、ウール（羊毛綿）、羽毛などの原料の説明などをします。

そして、展示会場では、布団の良し悪しや睡眠、睡眠が体に与える影響などの話しをします。

睡眠に不満を持っている方はとても多く、話が終わると、「聞いてよかった」「子供にも教えてあげよう」「寝ることをもっと大切にしよう」など言ってくれるお客様も多く、本当に皆さん睡眠に関心を持つようになってくれています。

私たちも『睡眠環境・寝具指導士』『睡眠環境診断士』等の資格をとって、日々睡眠の勉強をしています。少しでも睡眠の大切さを伝えていければ、、、いや、伝えなければいけないと勝手に思っています。

布団のつくり手として、睡眠学は絶対に離せない要素です。素材からと睡眠からの両方から見たものづくりをしていかなければならないと思っています。

また来年からの工場見学に向けてさらに勉強し、また来たいと思って頂けるような場所にしていこうと思います。

新川桂株式会社

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