新川桂株式会社

座布団の意味

2017年4月10日/ふとんのはなし

日本の座布団は、座るための布団としてまたクッションとしての役割はもちろん、もともと位の高い貴族が使用していたことから座布団は相手を敬いもてなすという意味を持ちます。四隅(カド)と中央についている房にも意味が込められています。まず中央の房は『三方とじ』といって、大切なお客様に座布団を出す際、前後を間違えないようにとじの一方が座布団の前側を指していると言われています。

 

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そして座布団の四隅(カド)に付いている房は尖端の綿をつまみ綿が抜けにくくする技術の他に座る人に邪気が入り込まないようにと、邪気を祓う意味も込められています。鎧や刀、相撲の土俵にも房が付いており、これらも邪気を祓うために付いていると言われています。

 

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ちなみに、新川桂株式会社の座布団は昔からの意味合いや形にこだわり、生地にも福岡県筑後地方の織物『久留米織り』の刺し子を使用したオリジナル商品です。

 

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上記の写真は房を付ける前の状態で、木綿わたを手仕事で丁寧に入れることにより、四隅(カド)にきっちり綿が入っています。日本の布団や座布団は昔から四隅がピンと立つときれいな仕事、技術が高いと言われており、新川桂株式会社は職人が一枚一枚心を込めて作っています(^^)

 

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