新川桂株式会社

打ち直しの工程 製綿

2017年3月24日/ふとんのはなし

「打ち直し」

木綿わたのおふとんを使い慣れている方なら一度は聞いたことのある

システムだと思います。

打ち直しとは、いわゆるおふとんの再生リフォームです。

んっ?と思われる方もいると思いますが、木綿わたのおふとんは

長年使用するとせんべい布団になるわけですが、中の木綿わたを

機械にかけることでふっくらと甦らせるシステムのことです。

もちろん生地は新しい生地に替えるので新品同様に生まれ変わります。

 

 

では今回はその工程の一部、「製綿」を紹介していきます。

 

まず生地から中の綿を取り出しオートスーパーという綿をほぐす機械に

かけていきます。

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この時ほぐれやすくするために事前に綿を座布団ぐらいの大きさに切って

さらに人の手で薄く割いて機械にならべていきます。

 

機械にかけるとふっくらとした綿に生まれ変わります。

それがこれです。

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綿!!って感じになったと思います。

これはまだ序盤。つぎにまた別の機械にかけていきます。

 

次はメタリックカード機という機械にかけて、ふんわりに戻した綿を薄く伸ばして

いき繊維の方向を揃えていきます。この機械にかけることで使えなくなった繊維やゴミ

などの不純物が落ちていきます。

 

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写真では見にくいですが薄さ0.5~1mm程度です。

 

薄く伸ばし、繊維を揃えた綿を何重にも重ねていきます。後ろが透けて見えるほどの

薄さです!!

 

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何重にも重ねた綿は、指定したサイズにカットして折りたたみこれで製綿が

出来上がります。

 

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製綿工程でした~(^^)

 

では次回は綿入れから出来上がりまでの工程をご紹介していきます。\(^o^)/